(2018年1月の記事です)
昨日、「そうだ!自由学園行こう!」と突然思い立ち、行って参りました。
寒い雪が残る平日でしたが、見学者は少なくなかったです。
「雪の自由学園が美しい」という噂を聞きつけて、
大阪からはるばるやって来られた方もいらっしゃいました。
ガイドツアーに参加したので、とても興味深い話を聞けました。
当時フランクロイドライトは、帝国ホテルの設計で忙しかったのにも関わらず、
無名の自由学園の設計を引き受けたのは、
自由学園のコンセプトに大いに賛同したから、と言われています。
そのコンセプトとは、
「建物は使われてナンボのものなので、とにかくとことん使い倒す」
ということ。
そのコンセプトは今も健在で、重要文化財に指定されているにも関わらず、
見学会、カルチャースクール、講演会、結婚式、その他イベントなど、
昼も夜も稼働しています。
ライトの作品で、日本で(一部でなく)完全に残っている建物は、
自由学園と、芦屋のヨドコウ迎賓館だけだそうです。
ここに訪れた動機は、ヨドコウ迎賓館があまりにも素晴らしかったからなのですが、
自由学園もドライト色満載で、優美なデザインを堪能できました。
建具のや家具の数々は、贅沢で近代建築で見ることができないものばかりです。
と言ってもやみくもにお金をかけていたわけではありません。
ライトは、自由学園の懐具合を考えて、
上質の木材を一つの規格の大きさのみを利用し、応用して家具をデザイン
してコストダウンを図っています。ダイニングルームの家具がまさにそれです。
このダイニングルームの照明もライトの作品です。
結婚式の披露宴はこのダイニングルームを使用するそうです。
ウェディングも行っているということで、先ほど色々調べてみたことろ、
素敵な写真の数々が見つかりました。
とてもフォトジェニックです
これから挙式を考えておられる方にお勧めします
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