建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘

展覧会

一言で言うと、渋谷の再開発で有名な内藤廣の個展です。
個人的には馴染のない建築家で駅舎の設計なども多く、「ここも彼の設計だったのか!」という程度の認識です。
コンペにかなり応募されていたらしく、落選案も多く展示されてました。
落選案は日の目を見ないものの設計者にとっては思い入れもあり、どこかでお披露目したかったんだろうな、と思いました。一言で言うと、渋谷の再開発で有名な内藤廣の個展です。
個人的には馴染のない建築家で駅舎の設計なども多く、「ここも彼の設計だったのか!」という程度の認識です。
コンペにかなり応募されていたらしく、落選案も多く展示されてました。
落選案は日の目を見ないものの設計者にとっては思い入れもあり、どこかでお披露目したかったんだろうな、と思いました。

どの作品も、赤鬼と青鬼の掛け合いで設計のあらましが分かりやすく理解できるようになっています。
場内構成は以下のようになっています。(ホームページより抜粋)

4階:学生時代から代表作まで

内藤の学生時代の卒業設計(1974年)を皮切りに、代表作である「海の博物館」(1992年)や「牧野富太郎記念館」(1999年)など、1990年代の主要プロジェクトを紹介されています。さらに、2001年の東京大学着任以降に手がけた「日向市駅」(2008年)をはじめとする4つの駅舎、そして「島根県芸術文化センター/グラントワ」(2005年)など、2000年代前半のプロジェクトも一挙に展示されます。また、未公開のインタビュー映像5本も本展で初公開されています。

5階:近年作・Unbuilt作品

2006年以降のUnbuilt(実現に至らなかった)プロジェクト8点に加え、「高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設」(2019年)など復興関連のプロジェクト4点、さらには「多摩美術大学 新棟・講堂」(2026年予定)など最新プロジェクトを含め、2010〜20年代の9点が紹介されています。さらに、撮り下ろしのインタビュー映像も上映され、内藤の現在進行形の建築思考に迫ります。

6階:都市の対比:渋谷と益田

「渋谷」と「益田」という異なる都市をテーマにした新作模型と映像作品を展示されています。渋谷では、駅周辺を中心とした約300メートル四方を1/200スケールで俯瞰できる都市模型に加え、「東京メトロ銀座線渋谷駅」(2020年)や、「渋谷駅街区東口二階デッキ」(2012年)、計画中の「西口3階上空施設(仮称)」の1/20スケールの巨大模型を通じて、都市構造の複雑性やダイナミズムを視覚化されています。


一方、益田では、島根県芸術文化センター「グラントワ」を中心に、市街地を同スケール(1/200)で再現した模型が配置され、さらにグラントワの大ホールや中庭、美術館ロビーを1/20スケールで立体的に表現し、渋谷との対比を直感的に体感できる空間となっています。また、会場ではドローン撮影やスローモーション、タイムラプスを織り交ぜた映像2本が上映され、都市の「見えない風景」を映像作品として提示。さらに、内藤の近年の著作から抜粋した「赤鬼的」「青鬼的」な言葉を壁面に展開する「言葉の壁」も登場し、空間全体を通じて内藤の“思考の建築”を多角的に体験できる構成となっています。

渋谷と益田の大型模型には度肝を抜かれました。ここまで理解を深めたからこその現物なんですね。