地中美術館・李禹煥美術館

美術館

地中美術館
地中美術館は、完全予約制で写真動画撮影一切不可になっています。しかしこっそり写真を撮っているインバウンドはチラホラ見かけました。
以下の画像はパンフレットからの引用となります。
作品数は少ないのですが、どれも体感するような展示になっています。

クロード・モネ
地中に作られた空間でありながら、自然光のみでモネの絵画5点を鑑賞することができます。部屋のサイズ、デザイン、素材はモネの絵画と空間を一体にするために選定されました。
作品はオランジュリー美術館の大装飾画に代表される最晩年の「睡蓮」シリーズ。
モネが展示されている部屋は、真っ白で清々しい空間です。土足不可で備え付けのスリッパを履きます。床は小さな白いタイルで敷き詰められていました。土足だと汚れてしまうからでしょう。

ウォルター・デ・マリア
厳密な寸法とおもに空間を提示し、その空間に直径2.2mの球体と27体の金箔をほどこした木製の彫刻が配置されています。作品スペースの入り口は東側にあり、日の出から日没の間、作品の表情が刻々と変化するのだそうです。
作品に触れることはもちろん、しゃべることも禁じられています。階段の上り下りは自由でした。周囲の金色のオブジェは似てるようで一つ一つ違いました。

ジェームス・タレル
5人から10人ずつ部屋に入って光を体感する作品。安藤忠雄建築には、ジェームス・タレルの作品を扱うものが多い印象です。安藤建築と「光」は親和性が高いのでしょう。
この作品からは色の変化を感じるのですが、周囲をきょろきょろしてみたものの、どこにその仕組みがあるのかは見出せませんでした。自然光をどのように操って変化を生じさせるのか、ガイドツアーに申し込めば教えてくれるのだろうか?

地中カフェで遅めのランチを。ランチメニューは高いものから売り切れていました。
オリーブサイダーを飲んでみたのですが、オリーブの味はしませんでした。
サーモンサンドは1200円でした。せっかくのオーシャンビューカフェなのに人が多すぎて、落ち着かない感じでした。

李禹煥美術館
屋外展示と屋内展示からなる美術館です。メインは屋外展示です。

屋内展示場は、高い柱のオブジェの奥にあって、一見これもオブジェかな?と思わせるさりげなさ。
直島の美術館すべてに共通するのですが、作品が第一なので、案内や看板は極力使わない、という姿勢を感じます。
4つの美術館を回るのは時間がかかるのですが、もし削るならこの李禹煥美術館ですね。
屋内展示も抽象度が高すぎてあまり理解できませんでした。

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