Hua Shan Din by Cosmos Creation

レトロ建築物

宿泊ホテルは、グーグルの口コミを参考にコスモスクリエーション(天成文旅)華山町を選びました。
ここは、銀行の倉庫だった建物をリノベーションして造られたデザイナーズホテルです。
以前、金庫が置かれていたことから、安全上の考慮から、窓には二重の鉄格子が取り付けられていたほか、中開きにしかできないように設計されていました。ホテルに改造するにあたり、こうした貴重な鉄格子窓を歴史の証人として残されています。ホテルの外壁も、ホテルのマークを付けたほかは、建物が持つ質感がそのまま現れるよう、元の建物の薄い茶系のままだそうです。

このホテルにはバオビーというマスコットキャラクターが居ます。
マスコットのバオビーは、宝箱と金庫がイメージされています。頭は宝箱のように丸みがあり、腕は金庫のドアレバー、体の正面にあるダイヤル番号には年代が刻まれています。
内装にリキテンシュタイン風な漫画の壁紙があったり、バオビーの人形が所々に点在しています。

バオビーやその仲間たちのグッズも売っていましたが、決して子どもっぽいものではなく、スタイリッシュで大人っぽいデザインでした。購入したグッズ、500mlの水筒と時計。

朝食は、チケットではなくコインが使用されています。元銀行という世界観を大切にしているんですね。種類は多くないですが、ビュッフェ方式でルーロー飯が絶品です。食堂は、朝から晩まで営業しています。

梁がないので重さを支えるために、柱の上には「柱キャップ」が用いられます。よく見られるのは、「円錐形柱キャップ」、「折線形柱キャップ」、「ピラー柱キャップ」等で、柱キャップの厚さは、通常床スラブの1/2です。「コスモスクリエーション-華山町」の建物は、ピラー柱キャップが用いられており、正方形の柱キャップは優雅なので、ホテルとして再利用するための改装時にも、こうした柱構造をそのまま残してあります。

グーグルの口コミ通りのホテルで大満足でした。日本にもインバウンド向けの高級ホテルばかりでなく、このようなリーズナブルなデザイナーズホテルが出来るとうれしいですね。

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